スマホの速度制限200kbpsとはどのくらいの速さなのか?
速度制限の200kbpsとは?
格安スマホなどのスマートフォンのデータ通信プランで一番安いプラン(最初から200kbpsに固定されているプラン)
月間のデータ容量5~10GBの上限を越えた場合
直近3日の○○制限などで、3日間のデータ通信の上限を越えた場合など
そんな時にネットに接続してしまうと適用される速度制限の1つに200kbps制限なるものがあります。(キャリアのプランだと送受信時最大128kbpsの制限)
高速データ通信のトラフィックの混雑を避けるため、ある一定以上のデータ通信を行った場合にインターネットに接続する時の速度を200kbps(0.2Mbps)前後に制限するものです。
今回、楽天モバイルの格安SIMを利用していたときに200bpsの速度制限に引っかかったのでどのくらいの事ができるのか調べてみました。
速度制限200kbpsでできること、できないこと
最初に200kbpsでできることとできないことを簡単にまとめてみます。
サイトのブラウジング ○
普通のテキスト主体のwebサイトなら200kbpsの速度制限時でも問題なくみることができます。画像が多いサイトになると少し読み込みに時間が掛かりますが表示ができないなんて事はありません。
メールの送受信 ○
GoogleのGメールなど普通のメールの送受信は可能です。
ただメールに画像を添付しての送信(アップロード)は少し時間が掛かります。1MB以上の画像の送信などには時間が掛かることを覚悟しておいた方がいいです。(1MBの容量だと送信に40秒ほどかかります)
動画配信の視聴 ×
Youtubeやニコニコ動画、huluなどの動画配信サービスの利用、動画の視聴はできないと考えたほうがいいでしょう。
Youtubeは最初は動画を読み込むものの、頻繁に止まりまともに観ることができません。ニコニコ動画に至っては読み込みに失敗して視聴ができないことも。
hulu、dTVなどのストリーミング配信も止まるので見られません。
速度制限200kbpsの時には動画の視聴はできないと思ったほうがいいです。
Twitter ○
Twitter(ツイッター)は使用可能です。普段の利用では何も問題はありません。
画像の読み込みが少し遅いと感じることもあるかも
LINE ○
画像の表示や送信が遅いかなと感じる程度、普通の利用ならラインは問題なく使用可能です。LINEのトークも利用できます。
LINEの無料通話は200Kbpsに満たない帯域でも問題なく利用でき、数10~100Kbps程度の速度でも利用でき音声の遅れなどもなく使用できました。200kbpsの速度制限時でも利用できるLINEの無料通話には驚き。
スマホゲーム ○
モンストやパズドラなどのスマートフォンのゲームもプレイ可能です。
ただ時折読み込みで『通信中』と表示がでて遅くなる時がありますが、データの送受信がそんなにいらない軽いゲームなら遊べます。
アプリのダウンロード ×
Google PlayのAndroidアプリやApp StoreのiPhoneのアプリなんかのダウンロード(DL)はできません。
よほどデータ容量の小さいアプリならDLが可能かもしれませんが、30MBの容量のアプリでもDLに20~30分どかかり、途中で接続が切れる場合もあるので速度制限200kbpsの時にアプリのダウンロードはおすすめできません。
200kbps下でダウンロードをする時は駅やコンビニのWi-fiスポットや自宅では無線LANルーターを利用するといいでしょう。
速度制限200kbpsのデメリット、注意点
3日の○○制限などの200kbps制限時にはデメリットや注意点があります。
理論上は200kbpsもあればwebサイトの閲覧程度なら可能なのですが
実際に速度制限を受けてインターネットに接続してみると思わぬ弊害がありました。
それは、回線状況や通信帯域が混雑していないはずの時間帯でも
速度が10kbps以下になったり接続自体が切れる場合があることです。
平日のお昼時の混雑した時間帯ならわかるのですが
早朝や深夜の比較的回線が空いている状況でもこのような状態になるので注意です。
4G回線は電波という特性上波があり、低速で安定して制限を掛けるのが難しいのか
200kbps下では接続自体ができないという事が時々あります。
最低でも200kbpsで安定して通信ができると思っていたのにこれは予想外でした。
ですので格安スマホや格安SIMを利用するときは回線の混雑状況によらず、200kbpsの低速時にはインターネットへの接続がしにくくなるということは念頭に入れておいたほうがいいと思います。
速度制限200kbpとはどのくらいの速さなのか? まとめ
理論上は200kbpsの低速でもwebサイトなどの閲覧はできます。
ただ実際の使用ケースだとPing速度や回線の混み具合などが、通信の快適さや繋がりやすさに影響を及ぼします。
また一部のMVNOでは通信開始の一定量だけ高速通信できる「バースト転送」機能があり、最初の読み込みが早いSIMプランがあったり、200kbps時では安定して通信が行えなかったりと様々なケースが予想されます。
格安スマホはその値段以上の利便性やメリットがあると思いますが、キャリアのプランと比較すると何かしらのデメリットや注意点があることは覚悟しておいたほうがいいと思います。
スマートフォンの速度制限や通信が不安定な場合の解決方法
自宅でスマートフォンを快適に使いたいならWi-Fiルーター(無線LAN)の購入がおすすめです。
もともとWi-Fiルーターはデスクトップパソコンやノートパソコンの無線LAN環境を構築するのに利用されていましたが、今ではスマートフォンをインターネットに接続するのにも重宝します。
Wi-Fiルーターを経由すれば、データ通信の使用量や速度制限に関係なくネットを快適に楽しめるのでとても便利です。
※ただしWi-Fiルーターの通信速度は回線元の固定回線速度に依存します。ひかり回線が一番ベストですが、ADSLでも下り3Mbp以上なら普通に使えます。
最近のスマートフォンなら大抵Wi-Fi通信機能が付いているので、自宅に1台Wi-Fiルーターがあると劇的にネット環境が変わります。
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