まさかの任天堂『WiiU』生産終了のお知らせ!?
3月23日付の日経新聞(Web版)の情報によると
任天堂は主力の据え置き型ゲーム機「Wii U」の生産を年内にも終了する。人気ソフトが少ないことなどから、前機種「Wii」に比べ、販売が振るわず、回復が見込めないと判断したもようだ。同社は今年中にも、新型ゲーム機を発表する予定。ゲーム機メーカーは次世代機の発売後も一定期間、旧型機の生産を続けることが多いが、不振が続くため、早めの生産終了に踏み切る。
任天堂は国内外で約6200万台を販売したファミリーコンピュータ(ファミコン)を1983年に発売して以降、数年ごとに後継機を投入してきた。前機種のWiiは世界で1億台販売するヒット商品となったが、2012年発売のWii Uは3年あまりの累計販売台数が1300万台弱にとどまる。
※情報引用元 日経新聞【任天堂、主力機「WiiU」生産終了年内にも】
次世代ゲーム機のWiiUが世界各国で発売されたのが2012年11月18日
日本での発売時期は2012年12月8日
仮に今年(2016年)いっぱいで生産終了となると、WiiUは発売から約4年での撤退ということになります。
通常、据え置型のゲーム機の販売サイクルは6~8年ほど、新型の次世代機が登場すると旧型の販売が終了するのが主流ですが、WiiUの生産終了が本当だとするとあまりにも早すぎます。
任天堂の新型次世代ゲーム機『NX(開発コード名)』の存在
任天堂は2016年4月28日に開催した決算説明会にて、2017年3月期はWiiUの販売計画を80万台にまで引き下げました。それと同時に次世代の新型ゲーム機「NX」の発売時期を2017年3月に予定していると公式発表。
資本や開発体制を「NX」に集中するため、旧型機になるWii Uの生産は2018年3月までに終了するとの話もでています。
任天堂WiiUの致命的な弱点
1996年に発売されたNINTENDO64(ニンテンドウろくじゅうよん)以降、任天堂の据え置き型ゲーム機には致命的な弱点があると思っています。
それはサードパーティー(第三者のソフトメーカー)からの有力ヒット作が少ないことです。
一応、前機種のWiiは世界で1億台以上売れた超ヒットゲーム機ですが、100万本以上売れた任天堂以外のメーカーのソフトは2009年8月1日に発売されたカプコンのモンスターハンター3のみ。マリオシリーズやマリオカート、スマブラ、動物の森等任天堂が販売したソフトが爆発的に売れるのですがそれ以外のメーカーのヒット作がほとんどない。
次世代機のWiiUでもその傾向が顕著でWiiUのヒット作の名前を挙げてみても
- マリオカード8
- Nintendo Land
- New スーパーマリオブラザーズ U
- スーパーマリオ 3Dワールド
- 大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U
- Splatoon(スプラトゥーン)
- スーパーマリオメーカー
- ゼルダの伝説 風のタクトHD
ほぼすべてが任天堂のソフトで、それ以外で有名なWiiU専用のソフトがあるのか?と言われると名前があまり思い浮かびません。
2016年次世代の据え置ゲーム機ではSONY(ソニー)のプレイステーション4が市場占有率53%とほぼ一人勝ち状態。
2015年11月時点での世界累計販売台数はPlayStation 4が3,100万台の突破、Xbox Oneが1,700万台、Wii Uは1,100万台と
Wii Uは販売台数でもMicrosoftのXbox Oneに負け苦戦が続いています。
ゲーム機よいうのは、どんなにハードの性能が高くハイスペックだったとしても面白いソフトがなければ只の漬物石同然の価値しかありません。
Wii U自体には任天堂の有名で強力なタイトルのソフトが揃っていましたが、今回はプレイステーション4の勢いには勝てず低迷しています。
最近ではSplatoon(スプラトゥーン)やスーパーマリオメーカーのヒットで反撃のチャンスが到来しているのですがWii Uの生産数を絞っていたため品薄状態が続いており、波に乗れていない状態が続いています。(セガのドリームキャストの失敗に似ている)
もし本当にWii Uの生産が終了となると品薄状態が加速し、これからプレミアムが付きWii Uの販売価格が上がるかもしれません。せっかくSplatoon(スプラトゥーン)の大ヒットで勢いが増しているのですから、もうしばらくはWii Uの生産を継続して任天堂には面白いソフトを沢山だして頂きたいものです。
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