先日6月17日に株式会社ドワンゴが発表した『ニコニコチャンネル』に関係するプレスリリースによると
株式会社ドワンゴは同社が運営する日本最大の動画共有サービス『ニコニコ動画』が提供するマルチプラットフォーム『ニコニコチャンネル』にて、有料チャンネルの総登録者数が2016年5月末に50万人を突破したことを発表しました。
→ニコニコチャンネルの有料登録者数50万人突破(プレスリリース)
前回2016年1月の発表から約5ヶ月で有料チャンネルの登録者数が合計40万人→50万人に増加。
また上位5チャンネルの平均年間売上額が何と1億円台以上と、順調に収益額が伸びているのが分かります。
ニコニコチャンネル有料登録者数の推移
ドワンゴ発表した資料を見てみると、2012年8月の『ニコニコチャンネル』サービス開始当初から順調に右肩上がりで有料登録者数が増えているのが分かります。
それに伴いクリエイター(チャンネル開設者)への分配金も増加しています。
上位100チャンネルの年間平均分配額も増加
上位10チャンネルの年間平均分配額は6,477万円と、2014年8月(有料チャンネル登録者数20万人)の分配額が約3,000万円だったので、その頃と比較すると倍以上に分配額が増えています。
この上位10チャンネルの中にはM.S.S Projectやキヨ、レトルトなどの有名ゲーム実況者も含まれており、彼ら3名(※MSSPはグループ)の平均年間売上額は1億円を超えている可能性が高く、ニコニコチャンネルからの分配金だけで年間7,000万円以上の収入を得ていると言われています。
ニコニコチャンネル 100位までの年間平均分配金額
■チャンネル順位100位以内であれば年間収益額は1,000万円以上!?
ニコニコチャンネルは企業や個人に関係なくチャンネルを開設することが可能で、動画の配信や生放送、ブログの投稿などで誰でも収益化が可能です。
2016年6月時点でのチャンネル開設数は約7,785チャンネル。その内有料チャンネルが965チャンネルあります。その内、各順位ごとの年間平均受け取り金額は以下の通りです。
■上位5チャンネルの平均年間『売上額』は1億円以上
■平均年間収益受取額は10位以上が6,477万3,909円(6,078万1,692円)
■30位以上が3,891万7,143円(3,497万4,375円)
■50位以上が2,857万7,760円(2,612万378円)
■100位以上が1,857万9,311円(1,662万3,209円)
※カッコ内は2016年1月14日のリリース時の数字
収益の分配額は年間の平均金額なのでチャンネル上位と下位の順位で差があると思いますが、50位以内に入っていれば最低でも年間2,000万円以上の収入を得ていると予想されます。
有料登録者数上位30チャンネル 2016年5月末時点
有名ゲーム実況者のキヨやレトルト以外にも、牛沢や幕末志士が上位30チャンネルに入賞しているのが見て取れます。
アイドルマスターや週間文春など有名企業が配信しているコンテンツに混じって、元々ただの一般人だった個人のチャンネルが並ぶ光景というのは一昔前までは考えられない状況です。
動画配信と言う名の職業の成立
YouTubeもそうですが普通の一般人がたったの数年で年収○○〇万円を稼ぎだせるようになる職業は動画配信業以外にないと思います。(※もとから本気で勉強して、個人で起業した場合は別です。)
また有名実況者は一部を除いてお世辞にもカッコいいとは言えません。ジャニーズやイケメン俳優のように見た目のレベルが高いわけでもない普通の一般人、ゲーム実況者はオタクのような容姿でも年収2,000~3,000万円以上。YouTubeの場合は年収1億円以上稼ぎだす実況者は本当にすごいと思います。